不妊治療と水素;卵子、精子の老化対策

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不妊治療と水素;卵子、精子の老化対策

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2022/08/05 不妊治療と水素;卵子、精子の老化対策

不妊治療と水素;卵子、精子の老化対策

卵子は、女性が赤ちゃんとして生まれてきた時には既に卵子の素(一次卵母細胞)として作られていて、

年齢と共に新たに作られることはありません。

このため、年齢を重ねるにつれて卵子も老化していきます。

女性の出産適齢期は20才~34才頃と言われています。

出産年齢が上がるに従い妊娠も難しくなっていきます。

原因は卵子の老化です。

老化の主な原因は酸化です。

細胞全体の酸化により、元気の素の ミトコンドリア ” (※1)も酸化を受けます。

これが卵子や精子の老化の大きな原因と考えられています。

卵子を保存している卵巣は酸化が起こりにくい構造をしており、

むしろ酸素を運ぶ血液の供給量は他の臓器に比べ少なくなっています。

このため、ビタミンや抗酸化酵素、コエンザイムといった一般の抗酸化物質は届きにくくなっており、

抗酸化効果はあまり期待できません。

酸化を防ぐ「水素ガス吸引療法」

しかし、血液が少なくても細胞やミトコンドリアまで届く抗酸化物質があります。

それは、水 素 です(フロントページ、ブログ参照)。

水素はその小ささゆえに体内の隅々まで浸透することが証明されています。

水素を摂取することで活性酸素を減らし、卵子の素(一次卵母細胞)の酸化も防ぐことが期待されます。

水素の摂取には呼吸器から取り込む「水素ガス吸引療法」が最も効果的です。

水素ガス吸引が難しい方は、消化器から摂取する水素カプセル水素浴をしてみては如何でしょうか。

いくつかの不妊治療クリニックでは水素浴を取り入れています。

重要なことは、妊娠時期まで卵子や精子がなるべく酸化しない生活習慣を身に着けることです

長期的に水素ガス吸引、水素カプセル、水素水の摂取に取り組むことにより、酸化予防につながるものと研究が始まっています。

NHK クローズアップ現代+

産みたいのに産めない ~卵子老化の衝撃~   2012年2月14日(火)

男にもタイムリミットが!?~精子“老化”の新事実~ 2018年2月6日(火)

排卵日近くに子作りを始めて半年で約80%、1年で約90%が妊娠したというドイツの研究(下記参照)があります。

これは、1周期ごとの妊娠率を累積した累積妊娠率です。

この計算で考えると1周期あたりの妊娠する確率は約20%となります。

しかし、女性の年齢が上がると妊娠するまでにかかる時間は長くなってしまいます。

これは卵子の老化が原因と言われています。

質の良い卵子が育たない、育って排卵したとしても受精しない、

受精したとしても分割〜着床しないというのも妊娠しない数字に含まれています。

30代妊娠確率、40代妊娠確率をみると、どんどん確率が低下しています。

25歳 25%~30%
30歳 25%~30%
35歳 18%
40歳 5%
45歳 1%

上記からわかるように、女性の妊孕力(にんようりょく)は30歳位から徐々に低下し、37歳からは低下スピードがアップします。

そして44歳以降では妊娠する可能性は1%とほぼ無くなってしまうのです。

原因は主に卵子の老化によるもの。

そして卵巣内の卵母細胞数が37歳から42歳にかけて急激なスピードで減少し、卵子の数は10分の1になります。

(※1) “Mitochondrial fission factor Drp1 maintains oocyte quality via dynamic rearrangement of multiple organelles”
(ミトコンドリア分裂因子Drp1は細胞小器官のダイナミックな再編成を通して卵子の質を維持する)

Osamu Udagawa, Takaya Ishihara, Maki Maeda, Yui Matsunaga, Satoshi Tsukamoto, Natsuko Kawano, Kenji Miyado,

Hiroshi Shitara, Sadaki Yokota, Masatoshi Nomura, Katsuyoshi Mihara, Noboru Mizushima, and Naotada Ishihara

Current Biology 24: 2451-2458 (2014)

自然妊娠確立について

Time to pregnancy: results of the German prospective study and impact on the management of infertility

Human Reproduction, Volume 18, Issue 9, September 2003, Pages 1959–1966, https://doi.org/10.1093/humrep/deg366

Abstract(論文の要旨)

背景:その後の周期における自発的受胎の可能性は、不妊症のバランスのとれた管理のために重要です。

妊娠までの時間に関する以前の研究は、ほとんど遡及的であり、真に不妊のカップルを除外しているために偏っている。

この研究の目的は、自然な家族計画(NFP)ユーザーにおける累積的受胎確率(CPC)のノンパラメトリック推定を提示し、

理想的な人間の生殖能力を説明することでした。

方法:最初のサイクル以降に妊娠するためにNFP法を使用した合計346人の女性が観察された。

NFPを実践しているカップルは、時限の性交によって彼らの不妊治療の可能性を最大限に活用します。

CPCは、グループ全体とカプランマイヤー生存率を計算することによって最終的に想像したカップルについて推定されました。

結果:346人の女性のうち合計310人が妊娠した。残りの36人の女性(10.4%)は妊娠しなかった。

1、3、6、および12サイクルでの全グループ(n = 340女性)の推定CPCは、それぞれ38、68、81、および92%でした。

最後に妊娠した人(真に肥沃な夫婦、n = 304人の女性)では、それぞれの妊娠率はそれぞれ42、75、88、98%でした。

両群の夫婦数は同程度であったが、ウィルコクソン検定で判断されるように、受胎までの時間に対する年齢の影響は、

全群よりも実に肥沃な人の方が少なかった。結論:ほとんどのカップルは時限のセックスで6サイクル以内に妊娠します。

それ以降は、2人に1人のカップルが、おそらく未受精または不妊のどちらかになります。

繁殖力の不均一性が増すため、CPCは年齢とともに低下します。真に肥沃なカップルのサブグループでは、均一性が高いため、

年齢が上がっても、CPCの年齢依存的な減少は統計的にはあまり明白ではありません。

BACKGROUND: The likelihood of spontaneous conception in subsequent cycles is important for a balanced management of infertility. Previous studies on time to pregnancy are mostly retrospective and biased because of exclusion of truly infertile couples. The study aim was to present a non‐parametric estimation of cumulative probabilities of conception (CPC) in natural family planning (NFP) users illustrating an ideal of human fertility potential. METHODS: A total of 346 women was observed who used NFP methods to conceive from their first cycle onwards. The couples practising NFP make optimal use of their fertility potential by timed intercourse. The CPC were estimated for the total group and for couples who finally conceived by calculating Kaplan‐Meier survival rates. RESULTS: A total of 310 pregnancies occurred among the 346 women; the remaining 36 women (10.4%) did not conceive. Estimated CPC for the total group (n = 340 women) at one, three, six and 12 cycle(s) were 38, 68, 81 and 92% respectively. For those who finally conceived (truly fertile couples, n = 304 women), the respective pregnancy rates were 42, 75, 88 and 98% respectively. Although the numbers of couples in both groups were similar, the impact of age on time to conception, as judged by the Wilcoxon test, was less in the truly fertile than in the total group. CONCLUSIONS: Most couples conceive within six cycles with timed intercourse. Thereafter, every second couple is probably either subfertile or infertile. CPC decline with age because heterogeneity in fecundity increases. In the subgroup of truly fertile couples, an age‐dependent decline in CPC is statistically less obvious because of high homogeneity, even with advancing age.

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